あのカリスマ記者・古森義久氏がNHK糾弾デモで、プロ市民デビューしていた!(重要なお知らせ付き)

(6/30、7/1に追記あり
id:ni0615さんから、もうかれこれ1ヶ月近くも前にコメ欄にて、この大ネタをご教示いただいていたのですが、こもりんネタなんていまさらだし、なんだかなぁ……て感じで、ず〜と放置していました。(ni0615さんごめんなさい。)

さて、5月30日に東京で行なわれたNHK恫喝デモ・国民大行動第2弾(笑)に偶然?参加しプロ市民デビューを果たした産経新聞古森義久氏ですが、ブログで、

05/30  NHKへの粛々たる大規模な抗議デモを見た - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1060186/

「規則に則った民主主義的な意思表示」であるこの「大規模」「デモ行進」は、「新しい時代の到来」「新しい大衆抗議運動の幕開け」であり、サヨクのデモとは違い「ごく普通の生活を営むごく常識的にみえる人々」が「整然」と「秩序」「品位」を保っていた、と美麗字句を並べたて“普通の国民”をえらく強調するなど、ウソが大きすぎて我慢して最後まで読むのが辛くなります。残念ながら、第1弾デモの『 NHKへの抗議と称したデモが予想通りヘイトスピーチで埋め尽くされてますね - Transnational History 』を知っているものとしては、とてもじゃないですが信じられません・・・
こういうエントリを世間一般では、偏向とか歪曲とか捏造とか虚構と言うんじゃないのかな。


さて、前フリはこのへんにしといて、本題(重要なお知らせ)です。古森義久氏は、NHKJAPANデビュー」第一回「アジアの一等国」を非難するエントリをこれまで十数本書き続けているんですが、なんとni0615さんによると、

http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1105550/

NHKの説明も回答もこりゃ、お読みになっていない! 古森さんは、今回のNHK叩きの先導者のひとりです。そうした人がNHKからの回答を読んで批判することをせず、いやその存在すら知らずに、読者を扇動しているのです。

だそうです。これだけでもかなり驚嘆の「事実」なんですが、なんと、わたくしが今日、『http://komoriy.iza.ne.jp/blog/』に以下のコメントしたところ(最初のコメントと古森氏からのレスが、なぜか一度削除されるという怪現象が起きたので再度コメントを投稿しています。)


06/28 http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1107323/
(魚拓)http://s03.megalodon.jp/2009-0629-1554-22/komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1107323/

2009/06/29 14:23 Commented by dj19 さん

わたくしのコメントが何かの間違いか分かりませんが削除されているので再度投稿させてもらいます。

===
あたりまえのことですが、歴史のド素人が、聞いたことない表現がNHKの番組で使用されたからといって「捏造」になりません。

恥じ知らずにも、歴史の専門家が使用している「人間動物園」「日台戦争」という表現にケチを付け非難しているのだとしたら、その非難の矛先は「媚中」なる造語を勝手に作り世に広めたり、ハリケーンカトリーナの被災地で『こうした略奪を働く人間たちのほぼ100パーセントが黒人』と捏造したりするなど、偏向、偏見だだ漏れの新聞記者にこそ向けられるべきです。

公正中立のルールは新聞社にも適用されるそうですので、お忘れなく。
===

ここまでです。

これに対して古森記者から以下2つの質問があったので回答させてもらいます。


>ロンドンでの日本政府の展示に対し、どの歴史の専門家が「人間動物園」という表現を使用したのか。

NHKの番組ナレーションでは、

「日本は、会場内にパイワンの人びとの家を造り、その暮らしぶりを見せ物としたのです」。「当時イギリスやフランスは、博覧会などで、植民地の人びとを盛んに見せ物にしていました。人を展示する『人間動物園』と呼ばれました。日本は、それを真似たのです」

と、イギリスやフランスの「人間動物園」を真似た、といってるに過ぎません。*1


>どの歴史の専門家が「日台戦争」という言葉を使ったのか、教えてくれませんか。

NHKの番組ナレーションでは、

「武力で制圧しようとする日本軍に対し、台湾人の抵抗は激しさを増していきます。戦いは全土に広がり、のちに「日台戦争」と呼ばれる規模へと拡大していきます」

となっています。で、「日台戦争」という用語は、1995年、『日清戦争百年国際シンポジウム』から使われています。「日台戦争」という用語が使用されている研究書として、たとえば以下のものがあります。

●『日清戦争と東アジア世界の変容』(ゆまに書房、東アジア近代史学会編、1997年)
●『日清戦争 秘蔵写真が明かす真実』(講談社檜山幸夫著、1997年)
●『東アジア国際政治史』(名古屋大学出版会、駒込武著、川島真・服部龍二編、2007年)

2009/06/29 15:08 Commented by 古森義久 さん

dj19 さん

ではあなたの下記の記述は根拠なしですね。

捏造と呼ぶほうが正確かな。

<歴史の専門家が使用している「人間動物園」という表現>

2009/06/29 15:52 Commented by dj19 さん

To 古森義久さん
古森記者は自分が知らないことを安易に「捏造」と決め付ける前に、少しは自分で調べてください。
いちおうジャーナリストなんですから・・・

><歴史の専門家が使用している「人間動物園」という表現>

NHKの番組に出ていたパスカル・ブランシャール*2氏はフランスの歴史学者です。他にもwikipediaの「人間動物園」あたりをみればいろいろ分かると思います。

え〜と・・・・
この古森氏のコメントを読んで気づいた人、多いと思うんだけど、これってもしかして、

古森氏はNHKの番組「アジアの一等国」を観もしないで、NHKを非難してんじゃないの?


(7/1 追記)古森blogの上記エントリーへのコメントですが、7月1日19時30分ごろ古森氏は都合の悪いコメントを削除し、信者からのコメントは全て残すことで、コメント欄の悪質な印象操作を行ないました。

削除されたのは、id:bluefox014さん、id:ni0615さん、id:hirasan000さん、それと、自分が最後につけたコメントです。

魚拓を取り忘れたorz

*1:(6/30 追記)この箇所については、こちらが誤認をしていました。番組を再度確認したところ、番組の中で何度か出てくるパイワン族の写真に2秒ほど「人間動物園」の字幕が付けられている場面がありました。ここにお詫び申し上げますm(_ _)m

*2:(6/30 追記)番組内では「フランス歴史学者パスカル・ブランシャールさん」と字幕が付けられ「当時、西洋列強には、文明化の使命という考え方がありました。植民地の人間は野蛮な劣った人間であり、ヨーロッパの人々は彼らを文明化させる良いことをしている、と信じていました。それを宣伝する場が、人間動物園だったという訳です。この時代、日本もまた、世界には民族の違いに基づいて、階層があると考えるようになりました。そして、自分達は階層の頂点にあり、その下にアジアの他民族がいる、そうした世界観がハッキリと根付いていったのです」という証言とともに紹介された歴史学者です。