産経、疑似科学とやっと決別?

2008/1/26 産経 【竹内薫の科学・時事放談疑似科学
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080126/acd0801261421006-n1.htm
■だまされやすい日本人

疑似科学とは、その名のごとく「科学に似て非なるもの」のことである。身近な例では「マイナスイオンは身体に良い」とか「クラスターが小さい水はおいしい」といった類(たぐ)いの仮説で、科学的な根拠の薄いものを言う。

科学者のほとんどは、こういった仮説が実験的・理論的な根拠の薄いことを知っているけれども、「マイナスイオン」とか「クラスター」といった科学用語が使われているために、一般の人は気付かないことが多い。科学用語を使っているために、人々が根拠のない仮説を信用してしまうのが問題なのである。

マイナスのイオンはたしかに存在するが、それが身体に良い、ということは科学的・医学的に検証されていない。だから「身体に良い」という効能を謳(うた)った商品を販売すればお縄をちょうだいする。実際、厚生労働省は平成15年8月にこのような商品を摘発し、「マイナスイオンがどんな物質で人体にどう影響するかが証明されない限り、効能のある医療用具として承認することはないし、前例もない」という談話を発表している。

このため、世の中に広く出回っているマイナスイオンの出る電化製品は、慎重に「マイナスイオンは身体に良いといわれています」という伝聞表現を使っているのだ。

(中略)

分子が「塊」になった状態をクラスターと呼ぶ。科学ではよく目にする言葉である。ふつうの水の分子も数個のクラスターを形成するが、1兆分の1秒くらいの時間間隔で、塊になったりバラバラになったりを繰り返している。安定したクラスターにはならないのだから、
クラスターが大きいも小さいもへったくれもない。つまり、水の味がクラスターのせいだ、というのは科学的に検証されていない仮説なのだ。

マイナスイオンの例もクラスター水の例も、消費者が正しい科学情報を知っていさえすれば、「科学っぽい」イメージだけに惑わされて商品を購入することはなくなる。要は日本国民の「科学技術リテラシー」の問題なのである。

(以下略、全文はソース)


( ・∀・) マイナスイオン新聞ってなに?


204 :名無しさん@八周年:2008/01/28(月) 08:01:47 id:vGKX/qa+0
マイナスイオン新聞」 /産経新聞-マイナスイオン探検隊
http://www.n-ion.com/explorer/item.html?/555/
特殊な鉱物を混ぜたインキで印刷することで、ページを開くと空気に触れ、マイナスイオン
発生する仕組み。創刊七十周年記念事業としてインキ会社と共同開発したという。
日刊工業新聞 (2003.07.24)


電通報』第4413号 2003年8月4日
http://www.dentsu.co.jp/books/dhou/2003/h4413-030804/index.html#print
産経新聞社が70周年企画で「マイナスイオン新聞」発行


第24回新聞広告賞の受賞者
http://www.pressnet.or.jp/info/news/news0409.html
[新聞社企画部門・奨励賞]
◇「マイナスイオン新聞」企画(産経新聞東京本社)
本賞の選考は、7月23日開催の選考委員会(日本新聞協会広告委員会)で行われ、9月1日開催の
日本新聞協会理事会で承認したものです。


2005/09/25産経新聞「双方向プラザ」欄
http://taizo3.net/hietaro2/2005/10/post-238.php
マイナスイオンとは、マイナス電荷を持った電子です。
産経新聞では、インク会社「帝国インキ製造」と共同して、マイナスイオンを発生させる特殊
な鉱物を混ぜたインクを開発。通常四色刷りで仕上げている紙面に重ねました。最初はインク
が濁ってしまいましたが、約半年かけて、インクを重ねていく工程や濃度に改良を加えた結果、
濁らずに特定の面だけにマイナスイオンを生じさせられるようになったのです。こうして業界
初の「マイナスイオン新聞」が誕生しました。
 広告を扱う営業局が「マイナスイオン新聞」としてシリーズ企画を立案し、平成十五年七月
二十四日付の東京本社発行版で、サントリーの広告による第一弾が実現しました。さらに全日
空、キリンビールJR東日本など、一昨年七月から九月までの三カ月間で、六社の広告の中に
マイナスイオン」を取り入れることができました。 十六年十月には日本新聞協会が主催す
る「新聞広告賞奨励賞」にも選ばれています。


  n ∧_∧ 
 (ヨ(´∀` )インチキです! 
  Y     つ

クラスター水と産経

2007/9/1 産経 機能で選ぶ命の水 πウオーターやバナジウム水など
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/81284


ニセ科学商品であるπウォーターや特許製法で水の分子集団(クラスター)を超微小化とうたった天然水を、「この夏、健康を意識した機能を加えた水の人気が高い」「“機能水”が続々登場」「さまざまな機能を加えた水のブームはさらに加速しそうだ」「新タイプの水」と肯定的に紹介した産経iza!とサンスポの記事。


以前話題になった生命水「π(パイ)ウォーター」って結局インチキなんですよね??
Yahoo!知恵袋http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q128592752


id:pr3さんによるツッコミ

産経iza!、いまだに疑似科学を信奉する。
黙然日記:http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070901/1188656146