「Yes, we can」オバマ氏のシカゴでの勝利演説


画像はいつも拝読させてもらっている映画評論家町山智浩アメリカ日記さんより拝借。














11/05 「米国に変化が訪れた」 オバマ氏が地元シカゴで勝利演説:CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200811050042.html

(CNN) 米大統領選で次期大統領に確定した民主党バラク・オバマ氏は地元イリノイ州シカゴで、推定12万5000人の支持者らを前に演説した。オバマ氏は「きょうこの日、米国に変化が訪れた」と宣言したうえで、米国が直面する課題に真摯(しんし)に取り組む姿勢を示し、国民の協力を求めた。

 オバマ氏は演説の冒頭で、「米国の可能性を疑い、建国者たちの夢や民主主義はまだ生きているのかと問う人たちがまだいるとしたら、今夜がその答えだ」と語りかけた。落ち着いた、真剣な表情で「この国は単なる個人の集団でも、民主党共和党の寄せ集めでもなく、アメリカという合衆国なのだ」「希望へ向けて、歴史の舵をとる日がやって来た」と話し、支持者らは涙と拍手で受け入れた。

 オバマ氏は続いて、共和党候補のジョン・マケイン氏から勝利を祝う電話を受けたことを報告し、「マケイン氏の国への貢献を祝福し、米国の約束を再生させるために今後も協力していきたい」と表明。家族や選挙スタッフに謝意を示したうえで、「これは皆さんの勝利だ」と述べた。さらに、リンカーン大統領の演説の言葉を借りて「人民の、人民による、人民のための政治は滅びていなかったのです」と力を込めた。

 同氏はここで、米国が直面する戦争、経済危機などの課題を挙げた。「解決には時間がかかる。1年、いや1期をかけてもたどり着かないかもしれない。だが約束しよう、われわれは1つの国民として、必ずそこへ到達すると」と語り、選挙戦のスローガンともなった「Yes, we can(私たちにはできる)」の言葉で会場に呼びかけた。続いて、国民の愛国心や責任感、党派間の分断をいやす精神がなければ、変化は実現しないと強調。「私に投票しなかった人々にも言いたい。皆さんの声に耳を傾けたい。皆さんの助けが必要です。私は皆さんの大統領にもなる」と語った。同氏はさらに、建国者らが「丘の上の輝く町」と表現した米国の理想を、世界にもう一度示そうと訴えた。

 オバマ氏はまた、ジョージア州アトランタで投票した106歳のアフリカ系米国人女性がいる、と紹介。「この国のいい日も悪い日も見てきた彼女は、知っているのだ。米国は変われるということを」と語った。そして「われわれの子どもたちが彼女のように長生きできたら、その時米国はどんな変化を、どんな進歩を遂げているだろう」と問いかけ、「懐疑の声にはYes, we canの精神で答えよう」と演説を締めくくった。

08.11.05 CHANGE オバマ氏勝利宣言演説1/2
http://youtube.com/watch?v=Lk_zKhX3K3w
08.11.05 CHANGE オバマ氏勝利宣言演説2/2
http://youtube.com/watch?v=1ztKxL72AGM