田母神氏が新設した講義「歴史観・国家観」の講師名が明らかに。

11/20 統幕学校「歴史観」講義内容判明 講師に桜井よしこ氏ら - 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200811190342.html
 日本の侵略を否定する論文を発表した田母神俊雄・前航空幕僚長(60)が更迭された問題で、防衛省は19日、田母神氏が、自衛隊の高級幹部を育成する統合幕僚学校の学校長時代に新設した「歴史観・国家観」の講義に招いていた外部講師の名前や講義内容を明らかにした。

 ジャーナリストの桜井よしこ氏や作家の井沢元彦氏らが招かれていたほか、元海将補の坂川隆人氏や、「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長を務める大正大学福地惇教授らが講師を務めていた。(以下略)

ああ、やっぱり、といった方々の名前があがっていますね。記事では講義の内容も少しだけ紹介されていますが、ああ、やっぱり、といった感じでした。実はこれ、共産党井上哲士参院議員の求めに防衛省が応じたものなんで朝日の記事よりも赤旗の方が詳しく載っていました。

11/20 自衛隊幕僚学校の歴史観講義/全講師が侵略美化派/井上議員に防衛省回答 - しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-20/2008112001_02_0.html

それによると、2003年度からの講義で講師を務めたのは6人で、以下の5人の名前が明らかになったそうです。


福地惇氏、 大正大学教授、「つくる会」の副会長。
高森明勅氏、日本文化総合研究所の代表、「つくる会」理事。(インドア保守向け番組・チャンネル桜「高森アイズ」のキャスター。*1
井沢元彦氏、作家、「つくる会」賛同者。
・坂川隆人氏、元統幕学校教育課長。
・冨士信夫氏、元海軍少佐。


3人が「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーです。ただ、こちらには櫻井よしこ氏の名前はありません。なんでだろう。氏名が明らかにされなかった謎の講師1人が櫻井よしこ氏なのかなぁとも思ったんですが違いました。気になりますね。

そして謎の講師ですが、

氏名が黒塗りになっている一人は、「つくる会」三代目会長の八木秀次高崎経済大学助教授(当時)とみられます。八木氏は本紙の問い合わせに否定しませんでした。

ああ、やっぱり(笑)


【追記】明らかにされた講師6名の中に櫻井よしこ氏の名前がなくて気になっていたんですが、櫻井よしこ氏は講義「歴史観・国家観」(03年 - )ではなく、それと並んで行なわれた講義「社会思想」(06年年 - )で初代講師を務めていたそうです。(11月23日しんぶん赤旗より)