古森義久がドヤ顔で『ハート・ロッカー』を語っているのだが…
映画24時間申込可能!【夜中・土日も借りれるおすすめカードローン】が、アカデミー賞、最多6部門を受賞し話題になっている。監督のキャスリン・ビグロー氏は、ぼくが20代の頃に何度もみた映画『ハートブルー (Point Break)』の監督でもある。『ハート・ロッカー』は、まだみてないんだけど、イラクでの米軍・爆弾処理班の任務を追った作品なんだそうな。ああ、早くみたい!
さて、そんななか、ワシントンから“ いちはやく報じたのオレ!オレ!”と老人の繰言のような記事を配信し、“すごいだろオレ”を吹聴してまわっている人物がいます。そう、イラク戦争とくれば、ミスター恥辱の殿堂・古森義久記者です。(こんな人物に注目される『ハート・ロッカー』って、大丈夫なのか?)
↓ざっと1ヶ月ほどさかのぼって検索してみたけど・・・・・(苦笑)
2010.3.8 20:55
【アカデミー賞】米国民の“屈折”を写実した「ハート・ロッカー」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100308/tnr1003082056022-n1.htm
【ワシントン=古森義久】
記者(古森)は「ハート・ロッカー」を昨夏、みて、同じイラク戦争を描写しても、政治メッセージがなく、米陸軍の爆弾処理班の活動を批判も称賛も表さず、最後まで冷徹なタッチで追う点に引き込まれた。その内容を本紙で昨年9月、いちはやく報じた。
2010/03/08 15:05
あの「ハート・ロッカー」がアカデミー賞作品賞を獲得した!!!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1493116/
日本のメディアでは最も早く、最も頻繁にこの従来、無名だった映画を紹介してきた記者としては、うれしい限りです。
2010/03/06 01:50
例のイラク戦争映画がアカデミー賞か
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1489621/
はばかりながら、日本のマスコミでこの映画を取り上げて報じたのは私だけだったと思います。
2010.3.5 02:41
【外信コラム】ポトマック通信 イラク戦争映画とオスカー
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100305/amr1003050241000-n1.htm
昨年中は日本はもちろん米国でも一般の熱い話題になることがなかったこのアカデミー賞候補映画をいち早く紹介したことにはささやかな満足を覚えた。(古森義久)
2010/02/15 00:08
当ブログで紹介した意外な映画がアカデミー賞有力候補に
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1459781/
私は産経新聞でも、当ブログでも『ハート・ロッカー』について紹介しました。日本ではおそらく唯一の紹介ではないでしょうか。先見の明あり、とはいいませんが。
「先見の明」があるとは書いていませんが何やら匂わせています(笑)
んなもんあるわけないじゃん。この人に。なんせ、古森氏は、イラク戦争の当初から「長期化」「泥沼化」の予測を否定し、そんな予測をした言論人、学者、政治家の責任を追及せよ、恥辱の殿堂入りだと吹き上がってしまった急先鋒ですからねえ。ちなみにイラクでは先月2月だけでも民間人211人が犠牲になっている*1。本来なら、イラク戦争とは何だったのか真っ先に直視し自省しなければならない人物でしょう。
さて、そんな古森氏が「昨年9月、いちはやく報じた」「日本ではおそらく唯一の紹介」と、しきりに強調している部分ですが、これについては、昨年7月に、町山智浩氏が、アメリカでアカデミー賞の候補作として一番最初に名前が上がったのが『ハート・ロッカー』だと、TBSラジオ『キラ★キラ』でこの映画の紹介をしています。…知らないんでしょうか?
↓