大阪大学名誉教授の加地伸行について

6/09 産経「中国はずっと地方自治」 正論懇話会で*1加地伸行・阪大名誉教授
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080609/plc0806091803003-n1.htm
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/151724/

大阪「正論」懇話会の第11回講演会が9日、大阪市北区帝国ホテル大阪で開かれ、論語研究の第一人者で大阪大学名誉教授の加地伸行氏が「中国とのこれから」と題して講演した。中国人には「本当の意味で国を愛するということがない」などと述べ、中国の本質を見極める重要性を強調した。

 加地氏は1300年続いた「科挙」の歴史を紹介する中で、地方の実権は世襲制だった下級官僚が握っていたと指摘。四川大地震でも地元の軍区の軍隊しか出動していない状況を示して「中国の人民解放軍は複数の軍区が実質的に独立しており、統一された軍隊とはなっていない」と説明。それぞれの軍区が存続のために膨張していく可能性に懸念を示した。

今ちょうど日中戦争前後のことが書かれている本を読んでいるからかもしれないけど、なんかこの人の話し、戦前、戦中のいわゆる支那通と呼ばれてれていた人達が中国人に対して「支那人は最後のがんばりがない」「支那人は金の為にしか戦わない」「支那人の兵士は弱い」「支那は統一することはない」と偏見を持ってみていた中国・中国人観にすごく似ているような気がするんですが。

*1:加地伸行(かじ のぶゆき)=「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者。産経「正論」の執筆者。