川勝平太・静岡県知事って、どう見ても右派で新自由主義者だよね。
(いろいろ検索してわかったことなどをメモ。)
昨今の政治系ブログというと、自民党・民主党、両党の一部の「信者ブログ」が、ひたすらアジテーションを繰り返すなど、読む価値、必要性をあまり感じられない活動家ブログ*1の、大きな声ばかりが目立つようですが、
そんな中、真っ当な情報を発信し続けてくれているブログ『広島瀬戸内新聞ニュース』さんが、
川勝知事は「新しい歴史教科書をつくる会」には賛同していなかった! - 広島瀬戸内新聞ニュース
http://hiroseto.exblog.jp/10594206
と、民主党や社民党などが推薦して静岡県の新知事となった川勝平太(かわかつ へいた)氏が記者会見で、
静岡県/記者会見 2009年7月8日(水) 【ようこそ知事室へ】
「(「新しい歴史教科書をつくる会」以下「つくる会」は)御承知のように蓋を開けたところ特定の問題について必ずしも歴史家でない人たちが 自らイデオロギーを論じる場になっていたので、一度もメンバーになっていません。」「ああいった方々とは一線も二線も画しております。」
このような「つくる会」を批判する発言を7月8日にしたことをもって、つくる会が勝手に川勝平太氏をメンバーに入れていたというのが真相ではないのか、と書かれています。
でもこれ、いろいろと検索してみると、
川勝平太氏は、1997年(平成9年)「つくる会」機関紙【史】第2号に『世界における日本の位置づけと歴史学の理論』という論文を寄稿している事実があるし、
2004年(平成16年)1月21日に更新された「つくる会」HPの、全賛同者315名一覧にも、きっちり名を連ねているし、
「教育再生会議」や2007年、安倍晋三・元総理が設置した「美しい国づくり」プロジェクトのメンバーでもあるし、
最近も、「教科書改善の会*2」(「日本教育再生機構」の別働隊)のシンポジウムに参加したり、
「日本教育再生機構」(代表:元つくる会代表・八木秀次)の機関誌「教育再生」に登場したりしている。
2009年4月号「文藝春秋」の企画『識者33名&政治記者84名アンケート - これが日本最強内閣だ』では、理想とする内閣に以下のような名前をあげるなど、
(p103.104より)
総理大臣:櫻井よしこ
官房長官:中山恭子
外務大臣:曽野綾子
財務大臣:堺屋太一
防衛大臣:山折哲雄
厚労大臣:中村桂子
農水大臣:竹中平蔵
国交大臣:古川康
文科大臣:寺田典城
総務大臣:丹羽宇一郎
行革大臣:渡辺喜美
ひゃー! これはどう見ても、思想面では保守系右派であり、経済政策や教育政策の面では新自由主義「改革」の強硬な推進論者ですよね。川勝氏はさすがに県知事として「つくる会」の賛同者では、見識を疑われるし、マスコミに仮に問題視された場合めんどくせぇしなぁと、あらかじめ、はしごを外し防衛線を張っただけではないのかとしか思えない。少なくとも自分には…。
最近の「つくる会」は、“反日サヨクの毒牙から教科書を守るため”には、破廉恥な「行動をする保守」の瀬戸弘幸氏や西村修平氏とも共闘してしまうぐらい劣化しているわけだし(笑)
2007年12月20日 せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』:「つくる会」との共闘第2弾!
(右)藤岡信勝センセイが(左)瀬戸っちとガッチリ握手。