日本軍の悪習 初年兵に対する私役やビンタ
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日本軍が占領した地域で住民に対してもビンタを行い反感を買っていたことはJ-Seagullさんがこちらのエントリで触れているので紹介しておきますね。こちら:占領地に「日本式」慣習を持ち込んだ日本軍:考察NIPPON
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p242より
(ミッドウェー海戦)その頃ぼくは毎日なぐられていた、のみこみが悪いというのか、平気というのか、気にしなかったのがいけなかった。毎日ビンタがさくれつした。
p259より
軍隊では畳と兵隊は叩けば叩くほどよくなるという信仰があり、ビンタは終わることがなかった。
p137.138より
軍隊で一番軍隊らしいのが分隊です。十人の中に分隊長がおり、その下に古兵(こへい)と称する上等兵がいます。これは普通カミサマといわれ、初年兵をなぐるだけで靴下はもちろんフンドシまで洗濯させる者もいます。ぼくは分隊に新入りがこなかったため万年初年兵でした。古兵どのの無理難題に日々苦しめられるのです。ぼくは今でも初年兵の頃の夢をみます。これほど情けなく苦しいものは世界にまずないでしょう。(水木二等兵がこぶしを握りしめ歯を食いしばっている描写)
p134より(画像はhttp://page.freett.com/zaj17637/16/1.htmlから拝借。)
二等兵
初年兵と称され一年中、毎日なぐられる
一等兵
いくらからくになるがウカウカしてられない
上等兵
普通にカミサマといわれもっぱらなぐる係りである
「はァじゃねえよ きさまだよ」
ビビビビビン
「はァとはなんだ!」
ビビビビビ の ビビビビビン
「ばっかやろぅ〜!」
ビビビビビン ビビビビビーーーン☆
【追記】
みなんさん「兵隊やくざ」という1965(昭和40)年に制作された映画を知ってました?
舞台は1943(昭和18)年、満州北端の孫呉に駐屯する関東軍部隊にヤクザあがりの初年兵・大宮貴三郎(勝新太郎)が入隊してきて次々にトラブルを起こす、という内容らしいんですが、封建的な軍隊内での私的制裁(ビンタ、鉄拳、足蹴りなど)の様子がけっこうリアルに描かれいるんですよ。これがまた。